SCARZ Burning CoreがLJLCSを突破したけど

それはそれとして、お久しぶりです。

SCARZ Burning CoreがLJLCSを突破したけどアニメの話をします。

 

僕はアニメは好きな方だけど、話題の作品をリアルタイムで追うということはそんなにしなくて、後からネトフリとかアマプラとかhuluでまとめて見ることが多い。

なので、疾うに旬を過ぎたような、そんな数年前の作品に、唐突にドハマリしてしまうことも少なくない。

原作のファンであったり、或いはシリーズ物だったりすれば、まとめて見ることに抵抗も違和感も無いのだろうけど、そうでない場合、この「まとめて見る」という行為、実はなかなかハードルが高い。

連続での視聴に耐えうる構成を練り、一話毎にフックのある作品でなければ、途中でダレてしまうのだ。

つまり、「イッキ見が出来る作品はレベルが高い」と言えると、僕はそう思う。

という訳で、僕が一気に見た作品を紹介していきたい。クソ暇な休日のお供に如何だろうか。

 

ガッチャマンクラウズ

僕は大学時代を北海道で過ごしていたのだけど、ある日札幌駅のトイレでウンコをしたら紙が無くて、ダメ元でtwitterにpostしてみたら上からトイレットペーパーが放り込まれた――という、今言っても嘘松認定されるだけのような経験をしたことがある。

そんな「SNSを筆頭に、人と人とが繋がる技術の発展した現代社会において、ガッチャマンみたいなヒーローって必要なのか?」というお話が、ガッチャマンクラウズだと認識している。

「誰かにとってのヒーロー」が「ヒーローと定められた誰か」である必要はないのだ。

主人公の少女が劇中で「ヒーローってなんすかねー?なんなんすかねー?なんすかねー?」と鼻歌交じりに唄うように、当のガッチャマン達も、その在り方にそれぞれ何かしらの想いを抱いている。

それでもガッチャマンの名を冠してはいるので、矢面に立って戦うのは彼女達なのだけど、しかし作中の騒動における(広義の意味で)被害者にとってのヒーローは、彼女達ではなかったりする。

特に仮面ライダーなどの特撮作品を中心に、「ヒーローの普遍性」というものが賛美される風潮がある中で、「時代と共にヒーロー論も変わって良い」ということを示した作品なんじゃないだろうか。

あと神風動画によるOPがホントに素晴らしい。いわゆる飛ばせないOPってやつ。

2期にあたるガッチャマンクラウズインサイトは正直微妙。

 

ばらかもん

原作のある作品なんだけど、原作からのファンじゃなくてもイッキ見出来ると思う。

色々あってやらかしちゃった結果、離島に住むことになった書道家の主人公が、島の住人達との交流を通じて変わっていく様が描かれている。

まず、この手の漫画で大ゴマや見開きで描かれているような場面っていうのは、セリフやモノローグの無い情景シーンっていうのがよくあるパターンなんだけど、それをアニメ化する時の演出ってのはすごい難しいと思うんですよね。

ずっと画面のサイズは変わらないし、ページをめくるっていう動作が無いことによる弊害――インパクトの与え方だったり、テンポ感も表現しづらい。

でも、このアニメはそこを直球勝負してきて、尚且つ説得力もある。まさにプロの仕事って感じ。

ストーリーは原作に依る部分が大きいと思うし、子役を起用した声優陣の座組みなんかについても言及したいんだけど、その辺を語ると長くなるので割愛。とりあえず見ろ。

例によって、OPが素晴らしい。曲が。

SUPERBEAVERの「らしさ」って曲なんだけど、まるでタイアップが決まってから書かれたかのような歌詞で、作品の世界観にマッチしているし、ライブのMCも上手い。今年夏フェス行ったら絶対見る。

 

坂道のアポロン

については、実写映画を見てから「やっぱアニメ版だよな!」って記事を書きたいと思います。

 

SCARZ Burning CoreがLJLCSを突破したけどアニメの話でした。